子宮内膜症:激しい月経痛が特徴 |
子宮内膜症とはふつう子宮腔内にできるはずの子宮内膜が子宮壁以外(卵巣や子宮の表面など)にできる病気です。卵巣内にチョコレート色の血液の腫瘤をつくるチョコレートのう腫や子宮や腸に腫瘤をつくるブルーベリースポットなどがあります。 |
自覚症状として激しい月経痛があり、特に直前から1日目が最も強く、下半身にも痛みが及ぶこともあります。腫瘤の位置によっては性交痛、排便痛、下痢が起こることもあります。いずれも不妊症の原因となるので異変に気付いたらすぐに受診しましょう。 |
以下の症状があれば一度受診しましょう |
- 最近、頻繁に月経痛がおこる。
- 年齢を重ねるたびに月経痛が重くなった。
- 月経期間中、よく下痢をするようになった。
- 性交痛を感じるようになった。
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子宮筋腫:成熟した女性の3人に1人にあると言われてます |
子宮は筋肉でできていますが、子宮筋腫は子宮の筋肉の一部が女性ホルモンの影響でコブ(良性腫瘍)になったものです。コブの大きさは指先ほどのものから、大きいものでは人の頭大くらいになります。
筋腫のできる場所により症状は異なりますが、まったくの無症状の場合や筋腫が大きくなってからわかる場合もあります。共通する症状は月経痛、月経過多、貧血などです。
筋腫のできる場所は大きく3つにわかれます。 |
@子宮の表面(しょう膜筋腫) |
出血はほとんどありませんが、筋腫が直腸や尿道などを圧迫して便秘や頻尿を起こします。 |
@子宮内腔(粘膜下筋腫) |
不正出血やレバーのような血の塊が出るときもあります。貧血を起こすほどの月経過多が見られます。 |
@筋肉の中(筋層内筋腫) |
主に月経痛が起こります。 |
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